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自己分析について

納得した進路選択、充実・満足した一歩のために

大学・短大を卒業し社会人のスタートを切る進路として、就職や進学が挙げられます。では、みなさんはどのようにしてこの進路を選択し決定して行くのでしょうか?中学・高校そして大学への進路は、ある程度の規準や制約の中から選択肢が見えてきた方も多いでしょう。しかし就職となった途端、あまりの広範囲な対象の中から、はたしてどう選択し、どう採用試験を受けて行けば良いのか悩みますね。
進路選択の大きなヒントになること、それは自分を知ることです。充実し満足する選択に必要なキーワードは3つ、「興味」「価値観」「能力」と言われています。この点において充実した選択を行なえた場合、その後の人生の満足度も高くなると米国の研究者D. スーパーが発表しています。

就職活動で問われることは何か

「就職の採用試験で問われるから」「面接で質問されるので答えを用意しておく必要があるから」という理由だけでは、自己分析は深まりません。企業に気に入られる答えを探していたのでは、面接に限界が来ます。これからの人生は、あなたのためにあなた自身が歩み切り開いて行くものです。

 

<企業は>

一緒に働き共に成長し合い社会に貢献できる人材かどうかを知りたいと考え面接をしています。

<あなたは>

この企業に就職して自分は何を実現したいか・自分が成長してこの企業活動を通じて社会に貢献できるか、自分が大切にしながら生きていこうと思っている価値観と就職先の価値観や理念が近いものかどうか、自分自身と就職先について真剣に考えてください。

エントリーシートの3大設問は「自己PR」「学生生活で注力したこと」「志望動機」です。
問いかけの表現は様々ですが、必ず問われる設問と言えます。
業界・企業研究と並行して、自分自身の興味・関心・能力を理解しておきましょう。過去の自分から見える特徴やアセスメント(適性検査)から導き出されたあなたの興味・関心・能力に関連する業界をてがかりに就職活動をスタートしてみましょう。

「興味」「価値観」「能力」とは

興味のある職業をリストアップしたり、適性検査である程度の傾向を知ることは可能ですが、一度は、過去の自分の経験から自分自身を知るヒントを探してみましょう。正解はありませんが、しっくりくるキーワードがだんだん見えてきます。

 

自分は何を大切と考えているか
どのようなことに興味があるか
どのようなことをした時に、達成感・充実感を持つか
どのようなことにだったら楽しさを感じたり努力を続けることができるか
どのような経験をした時に、自分の中で感情や違和感・共感が起こったか
どのような動機があって何にどう取り組んだのか
何をしている時にもっと上達したいと意欲が高くなったか

過去から未来へ

例えば、「私はどんな困難な状況でもくじけず最後までやり遂げます」と言うには、過去にそうした経験があったはずです。
過去の経験を具体的に細かく思い出し、書いてみましょう。

 

困難とはどういう状況だったのか、何がどう苦しかったのか、誰と一緒でどんなことを思って頑張ったのか、それをどう乗り越えたのか
一番楽しかったこと
一番頑張ったこと(いつ、どこで、誰と、何をどうした、どんなところがどうだったのか)
幼い頃から興味を持っていたこと
夢中になったこと
得意だったこと
苦手だったこと

 

新たな目標を持ってやる気が湧いてくる源・頑張ってみようかなと思う力は、達成感・満足感・希望です。現在の大学生生活で取り組んでいることについて、その動機や目標・将来のイメージを具体的に言葉にしてみましょう。小さなことでもOKです。部活動やアルバイト、資格取得だけに限らず、毎日の生活において心がけていることについても書いてみましょう。
もし、全く何もやったことがないと焦りを感じたら、今からでも遅くありません、行動を開始しましょう。行動には意志が働きます。それがモチベーションです。意志と行動が自分の未来を作ります。

卒業後の自分について、具体的に書いてみましょう。
できれば、3年後、5年後、10年後と考えていきます。企業資料にある先輩の活躍の姿や、自分が目指したいあこがれの人物が実際に何をやっているか、どんな活躍をしているかなどからヒントを得る方法もあります。年収・働く時間・趣味・勉強の時間・余暇の過ごし方など、具体的にイメージし、その実現のためには何をどうしたらいいのかを考えてみましょう。

自己分析は時間がかかる、必勝法は個人面談とワーク体験

・本を読む ・インターネットを使う
・書式に記入 ・他者への聞き取りなど

自己分析のツールとしてはさまざまな方法がありますが、何をどう使ったとしても必ず実行していただきたいことは、他人に自分のことを話し質問や感想(フィードバック)をもらうことです。良いフィードバックをもらうと、自問自答が深まります。親兄弟・友人・先生、真剣に話を聴き考えてくれる人を相手に選びましょう。最適な相手は、キャリアサポートセンターの就職担当者です。本学の就職担当者は、1人の担当者が年間1000回は学生のみなさんとの個人面談を経験しています。学生の視点・企業の視点・社会人の視点でみなさんの経験を聴き・考え・フィードバックする専門家です。

また、ゼミの先生などにお願いすることもお薦めします。先生は、研究者であり教育者であり社会人です。厳しい助言をいただいて、就職担当者との共同作業でより完成度を上げて行きましょう。個人面談で話す・聴く・書くことを何度も何度も繰り返すと、だんだん自分の言いたいこと・言えることが明確になり、具体的な根拠を伴って自分自身の「興味」「価値観」「能力」を説明できる力が身につきます。履歴書に書く・エントリーシートに書く・就職情報ナビのプロフィールに入力する・グループディスカッションで自分の意見を言う・面接で自分をわかっていただく、あらゆる状況で自分を伝えられるようになるには、一人20回は個人面談が必要と考えてください。

 

「企業研究ノート」と「自己分析ノート」-就活ノートは2種類作りましょう-

就職活動のマストアイテムとして"就活ノート"を作ることをお薦めします。メモ紙や配布資料の裏面へのなぐり書きは、貴重な情報を紛失するリスクがあります。ノートは「企業研究ノート」と「自己分析ノート」の2冊を作るとよいでしょう。ノートはA4サイズの半分(A5)以上あればなんでもOKです。お気に入りのペンと共にいつも鞄に入れて持ち歩きましょう。

「企業研究ノート」

エントリーした企業や興味がある企業など、1社ずつ知り得た情報・調べた情報・疑問に思ったことなどを、全てノートに記入していきます。その中身は、履歴書・エントリーシートを作成する時や面接対策で活きてきます。新聞の切り抜きやネットからの情報を貼っておくのもおすすめです。1社につき4ページ作成すると、志望理由に深みが増します。

「自己分析ノート」

後から何度も読み返せるように、就職担当者との個人面談の内容、履歴書・エントリーシートの下書きや清書した内容などをノートに書き残しておきましょう。エントリーシートや面接の質問へ回答する際に役立ちます。書き加えられるように、余白を設けて書くことがポイントです。時系列でページを埋めていくことも、重要なプロセスです。

学内では「もちアッププログラム」として自己分析のワークを開催しています。個人で考え記入した後、他人に話しフィードバックをもらう、複数の学生の経験や価値観などに触れることで視野が広がる、自問自答が深まる、自己分析が進化する仕組みです。
また、就職担当主催で、履歴書・エントリーシート強化ウィークや模擬個人面接・模擬集団面接・模擬グループディスカッションなども随時開催します。さまざまな場面で自己理解が問われますので、刺激を受けるために積極的に活用しましょう。