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『官公庁のカタカナ語辞典』第2版
下川辺淳監修 三省堂1998.3
1994年に刊行された「力夕カナ語辞典」の第2版で16000項目が収録されている。官公庁や市町村で使用される用語が中心であるが、日常生活で使われている外来語や和製英語も取り上げられている。最近では、役所言葉に意味のわかりにくいカタカナ語が多すぎるとの批判もあるが、それでもまだ各省庁が出している白書や青書にはカタカナ語が頻出するし、プロジェクト名もエンゼルプランなどカタカナで命名されるものが多い。本書は行政理解と情報公開を目的として、白書などから収集したこれらの言葉を網羅し、本来の意味と現在の意味合いを説明している。また、従来の外来語辞典などでは立項されにくかった「漢字+カタカナ」などの言葉も取り上げられており、巻末にはlCBMなどのアルファベット略語集もついている。(渡部毅)