本学を会場に、9月6日(水)~8日(金)の日程で、「第2回三大学学生交流課題研究会議」を開催しました。
本事業は、本学と鹿児島国際大学、松本大学の三大学間による包括連携協定に基づき、国内の地方都市に所在する三大学の学生が、地域や社会的課題についてテーマを設定し、学生間で議論・交流等を行うことを目的としています。年に一度、各大学が持ち回りで会場を担当しており、毎回、会議のまとめとして、学生が議論した内容を方策や提言として発表しています。
今年度は、「食と観光」をテーマに、本学8名と鹿児島国際大学6名、松本大学7名の総勢21名の学生が交流を深めました。本学から参加した学生の中には、2022年度からスタートしたみらい志向プログラムの1つ、「ビジネス創成『食・観光』プログラム」を学ぶ学生もおり、各自が学んでいる知識を活かし、札幌・松本・鹿児島それぞれの地域で異なる視点から、活発な議論が行われました。
<1日目> 民族共生象徴空間ウポポイ見学
北海道の歴史・文化を語るうえで欠かすことのできないアイヌ文化について、「民族共生象徴空間ウポポイ」をフィールドに、札幌大学ウレシパクラブに所属の結城泰さん、今井とわさん、後藤小華さん、岸愛香さんの4名がアイヌ文化の説明をしながら施設を案内しました。
鹿児島国際大学と松本大学の学生たちは、初めて触れる文化に刺激を受けたようで、学生間で積極的に質問し合うなど、アイヌ文化に対して、理解を深める様子が見受けられました。
<2日目> 各大学プレゼンテーション・グループワーク
大学紹介を皮切りに、各大学が所在する地域について、それぞれの食文化や観光資源などを中心にプレゼンテーションを行った後、三大学混成の4つのグループに分かれ、グループごとに決めたテーマに沿って、ディスカッションを行いました。
本事業が始まる以前から、学生たちはSNS等で交流や議論を深めていましたが、ほとんどの学生が今回、初めての対面となるため、最初は緊張した面持ちでした。
しかし、時間が経つにつれ、笑い声とともに活発に議論する様子が見られるようになりました。
▴ 最終日に向け、中間発表を行い、内容のブラッシュアップに取り組みました ▴
【札幌大学の紹介】
【松本大学の紹介】
【鹿児島国際大学の紹介】
<3日目> グループ発表・市内巡見
議論を深めた成果を、グループごとに発表しました。学生は異なる文化を持つからこそ、互いに気づきや刺激となり、それぞれの地域の特色について理解を深めることができたようです。グループ発表では、それぞれグループごとに異なる視点、観点から「食と観光」の連携により期待される地域活性化に向けた様々なアイディアが披露されました。
発表終了後は、グループごとに市内巡見を行いました。事前にグループごとでルートを決め、北海道の観光資源を実際に見て、触れることで、知識だけではなく、経験として知見を深めることができました。
<グループメンバーとテーマ>※◎=グループリーダー
Aグループ『各地域での食文化の違い』
札幌大学 ◎武蔵 奏多さん、土門 隼人さん
松本大学 神戸 美乃里さん
鹿児島国際大学 和志武 紗華さん、山口さくらさん
Bグループ『各地域が食と観光を通じて魅力を伝えるために、大学生ができること』
札幌大学 ◎伊藤 侑華さん、廣坂 凌太さん、敦賀 公平さん
松本大学 川上 夏希さん、菊池 翔さん
鹿児島国際大学 北 愛未さん
Cグループ『観光で食を楽しむために~観光客が楽しむには食べ歩きかお店で楽しむか~』
札幌大学 ◎己扇 彩葉さん、久我 啓介さん
松本大学 中村 直渡さん、田中 さくらさん
鹿児島国際大学 早田 篤広さん
Dグループ『食をメインとした観光スタイルを持続化させるためには何ができるか』
札幌大学 山舘 奈央子さん
松本大学 清水 大輔さん、塩原 優芽さん
鹿児島国際大学 ◎山田 奈知さん、前田 つぐみさん
▴ 市内巡見にて、さっぽろオータムフェストや二条市場など北海道の「食と観光」を実際に体験しました ▴
次年度の当番校は鹿児島国際大学の予定です。
このたびの研究会議で出会った学生・教職員とのつながりを大切に、今回の経験が学生の将来の糧として繋がることを願っています。
なお、交流の様子は後日発行するニューズレターに掲載予定です。
<関連リンク>
第2回 三大学学生交流課題研究会議を開催します
みらい志向プログラム