現在、札幌大学では高大連携協定を締結している札幌新陽高等学校との連携授業を行っています。
札幌新陽高校は2018年度から、生徒それぞれが興味・関心を持つ分野の学習に取り組むことを目的に「探究基礎ゼミナール(探究ゼミ)」を開講しており、この度の高大連携授業は、このゼミナールの一環として行われています。
今年度は、臨床教育学を専門とする本学の荒木奈美教授が担当し、「自分の『好き』を学問にする」というテーマで行われています。まず札幌新陽高校の生徒が取り組みたい企画・研究テーマを考え、高校生のそうした「もっと知りたい、学びたい」という思いに応えた大学生が集まり、高校生が「自分にとっての解答」を見つけ出せるよう、大学生が「教師」として関わっていきます。
また、ここでは「教師(大学生)」と「生徒(高校生)」が対等の関係であり、大学生も高校生から学ぶこととなります。高校生の柔軟な発想に刺激を受け、大学での学びへの意欲が増すことも考えられます。
この探究ゼミは8月下旬より始まっており、週2回・各2時間ずつ続けています。いまは高校生が研究対象とする「自分の『好き』」を絞り込んでいます。企画・研究テーマ決定後、「教師」となる大学生が集まり、それぞれの探究を進めていく予定です。
【今後の予定】
・9月中 企画調整、研究テーマの決定
・10月1日〜 研究スタート
・12月中旬 中間発表会
・2020年3月中旬 研究発表会
※日程、内容等は変更になる可能性があります
問い合わせ先
荒木 奈美教授(地域共創学群)
E-mail:araki-na@sapporo-u.ac.jp