札幌大学国際交流センターは、令和5(2023)年6月23日(金)に、和装教室「絹の衣」様の全面協力のもと、本学に在籍する外国人留学生を対象とした日本文化体験を実施しました。
このイベントは、毎年、春と秋の2回行っており、留学生が日本の伝統文化に接し、自らの体験を通して理解を深め、日本文化に親しみを持ってもらうことを目的としています。
実施は新型コロナウイルス流行前の2019年11月以来、約3年半振りとなりました。
女子学生は色鮮やかな着物と豪華な帯結びで美しく着付けてもらい、日本らしい髪飾りで髪を彩りました。男子学生も袴を着て凛々しく堂々とした姿となりました。
着付けを終えた後は、全員で茶道を体験しました。先生から、着物や袴の種類や用途について、また茶道における作法の解説もしていただきました。和菓子として、今の季節を切り取ったような繊細な細工が施された紅葉型の「練り切り」と、もちもちとした食感と程よい甘さが特徴の「求肥(ぎゅうひ)」のお菓子をいただき、つづくお茶のほろ苦さと合う相性を楽しみました。
留学生たちは、普段と違う装いに戸惑いつつも自分たちの「変身した」着物姿にとても嬉しそうな表情を見せ、お互いに写真を撮りあうなど、終始和やかな雰囲気の中、日本文化に触れるひとときを過ごしました。
また、イベント実施に際し、学生4名が参加者の受付、会の司会進行、留学生の誘導、会場の後片付けなどを通して、日本文化体験を支えてくれました。
問い合わせ先
札幌大学国際交流センター
TEL:011-852-9138