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クラブ・サークル・課外活動
2009.08.07
ブルキナファソで野球の普及に取り組む卒業生と同国少年チームが来学し、野球部と交流
文化学部平成17年度卒業生で、現在JICA青年海外協力隊員として西アフリカ・ブルキナファソにおいて野球の普及と指導に取り組んでいる出合祐太さんが、同国で指導している少年チームを伴ってこのほど来日、8月5日(水)から7日(金)の日程で札幌大学を訪れ、講演会及び野球部との合同練習を行いました。
野球部出身の出合さんは、卒業後海外で野球の普及に携わりたいと青年海外協力隊に応募。世界でも最貧国の1つにあげられる西アフリカのブルキナファソで昨年4月から2年間の任期で活動しています。
活動中、出合さんが子どもたちに日本の野球文化を直接見せたいとチームでの来日を模索。出合さんの思いを実現しようと出合さんの故郷・富良野の有志や札幌大学野球部OBなどが「ブルキナファソ野球を応援する会」を結成して費用を募り、一行を招聘して来日が実現しました。
少年チームは、女子2人を含む10歳から19歳までの11人で、8月2日に来日し、横浜でプロ野球を観戦。WBCでも中軸を務めた横浜ベイスターズの村田修一選手と交流し、5日に札幌大学に到着しました。
5日は出合さんを講師に『ブルキナファソにおける野球の普及について』と題し、文化学部の公開講座「北方文化フォーラム」の今年度第3回目として講演会を行いました。
講演では、特に少年チームを指導していることから、子どもたちに野球を通して社会性を身に付けてほしいと話されました。同国では初等教育の就学率が45%程度と世界でも最低水準にあることから、挨拶をする、道具を大切にする、仲間を思いやってプレーするなど、教育的要素に富む日本式の野球を普及させることにより、「心」の大切さを伝えていきたいと述べられました。
6日と7日の午前は、札幌大学野球部と少年チームとで合同練習を行い、学生も子供たちに技術指導などを行いました。
一行は、7日午後から出合さんの故郷である富良野に向かい、10日まで富良野に滞在。地元の少年野球チームなどと交流を行い、11日に帰路に就きます。
北方文化フォーラムで講演する出合さん
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出合さん(後列左)と少年チーム
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野球部と少年チームとの合同練習
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野球部員による投球指導
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ティーバッティング
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昼食でくつろぐ子供たち
■「ブルキナファソ野球を応援する会」 http://www.burkinafasobaseball.com