札幌大学トップ > ニュース一覧 > 過去のニュース一覧 > クラブ・サークル・課外活動 > 2012年 > 平成25年度の学生発案型授業が決定。発案した学生が表彰されました
クラブ・サークル・課外活動
2012.12.14
平成25年度の学生発案型授業が決定。発案した学生が表彰されました
札幌大学では、学生からの提案、投票により開講科目を決定する「学生発案型授業」(愛称:スキサポ)を平成23年度から開講しています。この度、46件の授業案から、投票により澁谷沙季(外国語学部4年)さんが提案した「映画で学ぶ現代社会」が選ばれ、平成25年度開講科目に決定しました。
12月6日には表彰式が行われ、鈴木淳一副学長から提案者の澁谷さんに表彰状と副賞、同授業を担当する三須拓也経営学部准教授には感謝状がそれぞれ授与されました。
スキサポは、FD活動の一環として学生が組織する札幌大学学生FD委員会の事業として、2年ごとに学生が授業のテーマを設定し、内容の組み立てを行うこととして、平成23年度に開始しました。この度、平成25年度の開講に向けて、授業案の募集(平成23年11月20日~24年1月18日)が行われ、学生から46件の授業案の応募があり、最終的に開講候補2件から札幌大学学生FD委員会が全学決選投票(平成24年6月11日~29日)を実施。決選投票の結果、全投票数499票のうち「映画で学ぶ現代世界」が360票を獲得し、平成25年度開講科目に決定しました。
科目決定後は、開講に向け、澁谷さんと三須准教授が協働でシラバス作成をすすめ、授業概要を発表しました。授業案を提案した澁谷さんは表彰を受け「4年間の学びのなかで、映画のワンシーンを取り入れた授業が何度かありました。今回は、映画一本を何回かの授業に分けて最初から最後まで見られる授業があるといいな、という発想から企画しました。授業で扱う映画を通して、様々な視点から映画を視て、映画に興味を持ってくれるとうれしいです。」と授業に対する思いを語ってくれました。同授業は平成25年度共通科目「アクティブ・ラーニング」として開講されます。
映画で学ぶ現代世界(担当:三須拓也 経営学部准教授)の授業概要について
ある身近な出来事が実は外国の別の出来事に由来する、私たちはそんな時代に生きています。この講義では様々な映画を通じて現代世界の実態について考えます。キーワードは、グローバル化、格差、紛争などです。
発案型授業(愛称:スキサポ)について
学生が自ら学びたい授業を企画し、教員と協働しながらテーマや内容を組み立て実施する授業。学生中心の大学づくりの1つとして、学生の能動的な学びの意欲に応えるとともに、学生が自ら授業を企画し形にしていくプロセスを通じ、学生の企画立案能力、問題発見・解決能力などを養うことを目的としています。
スキサポ...造語。Schesapoming(スキーサポミング)の略で、学生からの愛称募集でによって決定した札幌大学の発案型授業の愛称。Scheming(考え出すこと)学ぶことが「好き」、sapoはsapporoの3文字、sap(元気)、sapling(若者)、学生と教員が「サポート」しながらともに授業を作り上げていくという意味で名付けられた愛称です。
【関連ページ】札幌大学の教育改善活動(FD活動)について
※このプレスリリースのダウンロードはこちらから↓
(221KB)・・・20121214スキサポHP.pdf