過去のニュース
札幌大学トップ > ニュース一覧 > 過去のニュース一覧 > 文化学部 > 2011年 > 第2回ウレシパ・フェスタを開催しました
文化学部からのお知らせ
2011.10.31
第2回ウレシパ・フェスタを開催しました
10月30日(日)に第2回となるウレシパ・フェスタを札幌大学で開催しました。
基調講演として、守り人シリーズや「獣の奏者」でおなじみの作家、上橋菜穂子氏をお招きし、「歩いてきた道~物語と文化人類学」と題して、先住民研究と物語執筆の関わりについて触れながら、なぜ多文化・多音声の世界を描くのか、お話いただきました。
やまびこ座による人形劇では、アイヌの昔語りを公演、上橋氏と本学教員とのパネルトーク、アイヌの学生を含む「ウレシパ・スチューデント」による発表も行われました。
ウレシパ・プロジェクト・・・
2010年度からアイヌの子弟を毎年一定数受け入れ、未来のアイヌ文化の担い手として育成するとともに、大学内に多文化共生コミュニティのモデルを作り出す仕組みを整える活動
上橋 菜穂子(うえはし なほこ)・・・
1962年東京都出身。立教大学文学部を卒業、同大学院博士課程を単位取得退学(文学博士)。1989年、『精霊の木』で作家としてデビュー。その後〈守り人シリーズ〉など多くの話題作を世に出し、数々の賞を受賞。特に『精霊の守り人』『獣の奏者』は、NHK[Eテレ]でアニメ化放映され、より多くの人気を博しました。また、上橋先生は作家である一方、文化人類学者でもあり、『隣のアボリジニ 小さな町に暮らす先住民』等を執筆。
*『ウレシパ』とは、アイヌ語で「育て合い」を意味する言葉です。