札幌大学トップ > ニュース一覧 > 過去のニュース一覧 > 大学 > 2010年 > アイヌ文化の担い手を育成する文化学部「ウレシパ・プロジェクト」が始動
大学からのお知らせ
2010.04.09
アイヌ文化の担い手を育成する文化学部「ウレシパ・プロジェクト」が始動
札幌大学文化学部では、2010年4月からアイヌ文化の担い手育成を目的とする全国初のユニークな教育プログラム「ウレシパ・プロジェクト」をスタートさせました。
「ウレシパ」とは「育て合う」という意味のアイヌ語です。毎年一定数のアイヌの子弟を受け入れて未来のアイヌ文化の担い手として育成し、合わせて大学内に多文化共生コミュニティーのモデルを創り出す仕組みを整えていきます。
今年度は6人のアイヌ子弟が、ウレシパ・プロジェクトの中核を担うウレシパ奨学生として入学しました。
ウレシパ奨学生は、北海道の先住民族であるアイヌの子弟が、自民族の文化や歴史を学び、その成果を社会に発信していく使命を持った学生です。この学生には授業料相当額を奨学金として給付し、経済的な支援も行います。
4月7日(水)から春学期の授業が開始され、アイヌ研究に関する授業も始まりました。ウレシパ奨学生たちも7日から始まった「入門アイヌ語」から早速授業に参加し、アイヌ文化について学んでいます。
現在NHKがウレシパ・プロジェクトに密着し、ウレシパ奨学生たちの学びの様子を取材しています。これらの模様は、4月17日(土)、「おはよう北海道 土曜プラス」(午前7:30~8:00)内と、5月9日(日)、「週刊こどもニュース」(午前8:05~8:35)内にて放送される予定です。ウレシパ奨学生たちの学びの様子をぜひご覧ください。
■入門アイヌ語の授業の様子
■NHKが授業を取材
※文化学部「ウレシパ・プロジェクト」の詳細を以下のページでご説明しています。合わせてご覧ください。
■平成22年度から「札幌大学文化学部ウレシパ・プロジェクト」を実施