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プレスリリース

2009.07.18

文部科学省 平成21年度「大学教育充実のための戦略的大学連携支援プログラム」に採択

札幌大学と帝塚山大学、創価大学、明治薬科大学、愛知学院大学、名古屋学院大学の6大学による取り組みが、文部科学省の平成21年度「大学教育充実のための戦略的大学連携支援プログラム」に採択されました。取組名称は、『北海道・関東・東海・近畿の大学連携による「知域」拡大プロジェクト』で、各地域の中核的教育校である6大学が協力し、教育の連携・共有・公開による大学教育の充実と社会に対する「知域」(知の領域)の拡大に取り組んでいきます。

帝塚山大学が開発し、現在国内外74大学で約5万人の学生が利用しているネットワーク型教育システムTIES(タイズ)を活用し、6大学が持つ遠隔教育や映像を用いた双方向型の教育ノウハウと、インターネットやITに関する経験と技術力を活かして、次の4つの事業を展開していきます。

  1. 教育資源の共有事業

    1. 連携大学による共同講義・リレー講義等を提供し、学生の多様な学習ニーズに対応
    2. 収録された授業ビデオを活用し、学生の自立的は学習を支援
    3. 連携大学間のゼミ交流や大学間学生対抗イベントなどを実施
  2. 教育の質保証事業

    1. 各大学が掲げる学士力や教育目標を反映したカリキュラムの研究と社会における通用性を検証
    2. 学士力判定試験のあり方や相互認証制度の研究
    3. 客観性と標準性を備えた教育の質の評価指標・ベンチマーク・確認試験の研究
    4. 学士力判定試験制度が実施された場合に備え、経済学等の分野における学修確認問題を共同研究
  3. FD事業

    1. 他大学生の授業評価や有識者による外部評価を導入し、教員の授業改善と教授法の研究を実施
    2. 産業界と交流し、教員の学生へのキャリア教育能力の向上と社会における授業の通用性の向上を図る
    3. 社会・産業界が求める人材教育に関するニーズを収集・共有し、教員の意識改革と学内組織の管理運営能力を身につけるFDのカリキュラムを策定
  4. 「知域」(知の領域) 拡大事業

    1. 地域の美術館や博物館と連携し、公開講座や教育的イベントを開催するとともに、展示品をデジタルコンテンツ化し配信
    2. 大学講義を全国に配信する「産経eカレッジみんなde大学」に講義ビデオを提供・公開
    3. 社会科学系の教員が地域の中小企業の従業員に対して生涯教育を提供
    4. 地域医療や薬局等の薬剤師のスキルアップのための生涯学習講座を提供
    5. 連携大学の地域にある高校の教育ニーズに対応し、大学で必要とされる学力や大学が掲げる人材像を伝える
    6. 中国の大学との教育交流
    7. 教育的コンテンツの流通を促進
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