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プレスリリース

2009.10.02

中国武術「新会蔡李佛拳」公演を行います―札幌大学孔子学院

札幌大学孔子学院は、(財)北海道日中友好協会ほか関係団体が実行委員会を組織して実施する、祝中国建国60周年・日中友好交流週〔China Fes in Sapporo〕の一環で、中国武術、南拳の一種である「蔡李佛拳」公演を行います。

中国南拳の一つ「蔡李佛拳」は、歩幅を広く取り、腕や拳がダイナミックに動きます。近代以来、広東出身の華僑によって海外に広がり、いまや世界中に多くの蔡李佛拳関連の施設や会館があり、修練者も数多くいます。2008年より「蔡李佛拳」が中国の無形文化財に登録されています。

日時 平成21年10月10日(土)13時30分~15時
入場料 500円
主催 札幌大学孔子学院、China Fes in Sapporo実行委員会
会場 札幌芸術の森野外ステージ(札幌市南区芸術の森2丁目75)
※ 地下鉄南北線「真駒内駅」の中央バス2番のりば【空沼線】【滝野線】【芸術の森線】に乗車約15分。
※ お車の場合は第3駐車場になります。(駐車料金500円)
問合せ先 札幌大学孔子学院事務局(札幌大学サテライトキャンパス内)
TEL.011-272-1600 E-mail:su-koshi@ofc.sapporo-u.ac.jp

【蔡李佛拳について】

2008年6月8日、広東新会を発祥地とする、中国武術、南拳の一種「蔡李佛」が中国の国務院により国家級「文化遺産」として登録された。蔡李佛は南拳の諸拳種の中で初めて文化遺産として登録された。

中国武術には大別して北派と南派に分類することができるが、蔡李佛拳は、南派(南拳)であり、南拳には他に「洪家拳、詠春拳、蔡莫拳、白鶴拳」などがある。

南拳の主な地域は福建省、広東省である。福建南拳は「短橋狭馬」が特徴であり、橋は手技で、馬は歩形である。「短橋狭馬」はつまり腕を短く捌き、足では狭い歩幅で立つというものである。それに対比して広東南拳は「長橋大馬」と言われ、歩幅を広く取り腕を長く使うものである。蔡李佛はまさにこの広東南拳の特徴を十分に現している武術である。

蔡李佛は1836年に陳享によって創出された武術である。百数十年の歴史を辿って蔡李佛は、いま世界中に広がって、数多くの国や地域に蔡李佛関連の施設や会館などがあり、弟子は300万人いると言われている。

「新会蔡李佛に関する一考察」(張偉雄著『札幌大学総合論叢』第27号)から

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