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プレスリリース
2011.10.21
第2回ウレシパ・フェスタを開催
札幌大学では、10月30日(日)にウレシパ・フェスタを開催します。第2回となる今回は、上橋菜穂子氏による基調講演をはじめ様々な企画によりアイヌ文化を発信します。
札幌大学では、2010年度からアイヌの子弟を毎年一定数受け入れ、未来のアイヌ文化の担い手として育成するとともに、大学内に多文化共生コミュニティのモデルを作り出す仕組みを整える活動として「ウレシパ・プロジェクト」をスタートしました。
そのプロジェクトを担うウレシパクラブでは、これまでの活動状況をお知らせするとともにアイヌ文化を発信する場として10月30日(日)に「第2回ウレシパ・フェスタ」を開催します。
本イベントでは守り人シリーズや「獣の奏者」でおなじみの作家、上橋菜穂子氏をお招きし、「歩いてきた道~物語と文化人類学」と題し先住民研究と物語執筆の関わりについて触れながら、なぜ多文化・多音声の世界を描くのかをお話いただきます。
また、やまびこ座による人形劇では、アイヌの昔語りを公演いただくほか、パネルトークやアイヌの学生を含む「ウレシパ・スチューデント」による発表も企画しています。
一般の方々もご参加いただけます。事前の申し込みは不要です。
開催日:10月30日(日) 〈第1部〉13:00~ 〈第2部〉17:30~ |
上橋 菜穂子(うえはし なほこ) 1962年東京都出身。立教大学文学部を卒業、同大学院博士課程を単位取得退学(文学博士)。1989年、『精霊の木』で作家としてデビュー。その後〈守り人シリーズ〉など多くの話題作を世に出し、数々の賞を受賞。特に『精霊の守り人』『獣の奏者』は、NHK[Eテレ]でアニメ化放映され、より多くの人気を博しました。また、上橋先生は作家である一方、文化人類学者でもあり、『隣のアボリジニ 小さな町に暮らす先住民』等を執筆。 |
*『ウレシパ』とは、アイヌ語で「育て合い」を意味する言葉です。