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2008.11.13

木村真佐幸元学長が、平成20年度秋の叙勲で瑞宝中綬章を受章

11月3日(月)政府が発表した平成20年度秋の叙勲において、元本学学長の木村真佐幸名誉教授(78)が長年の教育研究功労により、瑞宝中綬章を受章しました。

木村真佐幸名誉教授は、日本近代文学、中でも樋口一葉、森鴎外に関する研究を専門とし、両作家について従来から疑問視されてきた多くの問題を新資料の発見などによって解明、50余年に渡って著書や研究論文、講演などで発表してきました。特に樋口一葉については、近年も『樋口一葉と現代』(翰林書房、2005年)を上梓するなど、日本を代表する一葉研究者として研究を続けています。

また、昭和42年の本学の開学に携わり、教務委員長として教務関係の基礎固めを行ったのをはじめ、入試部長(昭和44年)、教務部長(昭和48年)、教養部長(昭和51年)、図書館長(昭和52年~昭和60年)など学内の要職を歴任。図書館長時代には、本学のシンボルの1つである現在の図書館を建設(昭和56年完成)しました。さらに昭和61年7月から昭和62年11月、平成2年12月から平成3年1月、平成7年11月から平成11年3月の三度に渡って札幌大学学長を務め、その間、本学のシンボルであり研究活動の拠点である中央棟の建設(昭和63年完成)や法学部開設準備(平成元年開設)、文化学部や大学院法学研究科の開設(平成9年)など長年に渡って本学の発展に尽力されました。平成12年2月には、北海道の私立学校教育の発展に大きく寄与された功績により、平成11年度北海道社会貢献賞を受賞されました。

さらに、(財)北海道青少年科学文化財団の理事、評議員、評議委員会議長、(財)北海道文学館の理事、評議員なども務め、北海道の学術振興にも大きく貢献されました。

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