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2009.04.30

山口昌男名誉教授・前学長が、平成21年度春の叙勲で瑞宝中綬章を受章

4月29日(水)に政府が発表した平成21年度春の叙勲において、山口昌男名誉教授・前学長が長年の教育研究功労により、瑞宝中綬章を受章しました。

山口名誉教授は、文化人類学・記号学の分野において、「道化」や「トリックスター」、「周縁」という戦略的概念を創出し、異質な事象の間に隠された文化的なつながりを見いだす知の「発見法」としての文化理論を確立しました。その研究は人類学の枠を超えて文学・歴史学・社会学などにも強い影響を与え、日本を代表する文化人類学者として、国際的にも高く評価されています。

平成9年札幌大学文化学部開設と同時に文化学部長に就任し、平成11年には札幌大学学長に就任。北海道における文化学と札幌大学の発展に大きく寄与されました。

『アフリカの神話的世界』、『道化の民俗学』『知の遠近法』、『「敗者」の精神史』、『「挫折」の昭和史』、『内田魯庵山脈-<失われた日本人>発掘』、『山口昌男著作集』など著書多数。昭和59年フランス国より文学芸術オフィシエ章、平成6年フランス国よりパルム・アカデミック勲章を受章。平成8年『「敗者」の精神史』で第23回大佛次郎賞を受賞。

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