10月25日(火)に政府が発表した平成23年度の文化功労者に、山口昌男名誉教授・元学長が選ばれました。
山口名誉教授は、文化人類学・記号学の分野において、「道化」や「トリックスター」、「周縁」などの戦略的概念を創出し、異質な事象の間に隠された文化的なつながりを見いだす知の「発見法」としての文化理論を確立しました。
その研究は、人類学の枠を超えて文学・歴史学・社会学などにも強い影響を与え、日本を代表する文化人類学者として、国際的にも高く評価されています。
平成9年札幌大学文化学部開設と同時に文化学部長に就任し、平成11年には札幌大学学長に就任。北海道における文化学と札幌大学の発展に大きく寄与されました。
文化功労者の顕彰式は、11月4日に東京都内のホテルで行われます。