1月18日の教育学術新聞に本学の教員養成の取組みについての取材記事が掲載されました。
【記事本文(抜粋)】
教員養成の学部学科を設置する大学が増えている。「教職センター」という自主研鑽する場を設けて取り組んでいるのが札幌大学(桑原真人学長、札幌市豊平区)。そのユニークな取り組みを紹介したい。札幌大学は、一九六七年の開学以来「生気あふれる開拓者精神」をそなえ、「生気にあふれ、知性豊かな、信頼される人間」として地域から世界へ羽ばたく人材の育成を目指している。 これまでにも多くの人材を社会に送り出しており、なかでも教員養成の実績は道内屈指。北海道をはじめ全国の公立・私立学校教員を多数輩出。北海道高等学校英語科教員の約10%、商業科教員の約30%を同大卒業生が占める。この実績を支えるのが「教職センター」。教員という目標を持つ学生が互いに励まし合いながら自主研鑽を深める場。ここでは、教職課程専任教員や現場経験豊かなOBのサポートを受けて、効果的な受験勉強に取り組むことができる。 同センターでは、個別学習はもちろん、学生同士による模擬授業など、幅広い教養や生きた教授法の演習を実践する場にもなっている。 さらに、夏期や冬期の長期休業期間を利用して学内施設において合宿を行うなど、学年の垣間を越えて切瑳琢磨している。 また、一九八四年には、教員や事務職員として教育機関に勤務する卒業生からなる「教友会」を設立。毎年八月には同大を会場に、各教科に分かれて研修会を実施し日頃の教育について情報交換を行うなど、卒業後の交流・資質向上の場としても教職に携わる卒業生を支えている。 今年度も現役合格を含め多くの同大関係者が北海道・札幌市公立学校教員採用試験に合格した。
2011/1/18, 教育学術新聞, 4ページ
※教育学術新聞許諾済、教育学術新聞(1月18日)( PDF形式:382KB)