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SU News
2012.11.26
[11/4]「東アジア沿海科研」公開シンポジウム「歴史実体としての周縁」を開催しました
11月4日(日)に「環東シナ海・環日本海沿岸域の文化交渉と歴史生態をめぐる学術的研究」グループ≪日本学術振興会科研費-課題番号22242028-基盤研究(A)研究代表者:関西大学文学部教授 野間晴雄≫の公開シンポジウムを、札幌大学6102教室において開催しました。
この研究グループのメンバーは、地理学、民俗学、建築学、歴史学などを専門とする研究者・大学院生です。シンポジウムには、韓国・ベトナム人研究者もまじえた21人が参加しました。
周縁としての北海道の歴史実体を、北海道近代史、比較農業史、歴史地理学など多方面から考察し、さらにそれらを相対化する意味で、沖縄を専門とする文化地理学研究者から、沖縄の周縁としての議論を交錯させて、複眼的な北海道の歴史的地域像を考えていくことを趣旨として開催しました。
当日は、シンポジウムの関係者、一般市民など約70人の参加による、活発な質疑応答があり、有意義なシンポジウムとなりました。
シンポジウム趣旨
これまでの経過と今回のシンポジウムの趣旨 野間 晴雄(関西大学文学部教授)
基調講演
「内国植民地としての北海道―近代北海道開拓史―」 桑原 真人(札幌大学学長)
講演
「幕末期の蝦夷地警衛と明治期の北海道屯田政策」 平井 松午(徳島大学大学院ソシオ・アート・アンド・サイエンス研究部教授)
「北海道稲作発展史の特質と研究の展望―中国東北地方の稲作展開からの照射―」 董 振江(関西大学大学院博士後期課程)
「周縁の島への贈り物―沖縄からの視点」 中俣 均(法政大学文学部教授)
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