11月17日(土)に、北海道学生研究会(SCAN)による第9回合同研究発表会が開催されました(共催:北海道新聞社、北海道銀行、特別協力:経済産業省北海道経済産業局、後援:財務省北海道財務局、札幌大学、札幌大学経済・経営学会)。
SCANは北海道の大学生を中心に構成され、「地域」をテーマに医療、介護、福祉、観光、商店街活性化、経済分析等さまざまな観点で研究し、政策提言に結び付けることを目指しています。活動のひとつである合同研究発表会は、学生たちの日頃の成果を披露する場として、2010年の釧路公立大学での第1回から毎年開催され、今年で9回目となりました。なお、本学・経済学専攻の武者ゼミナールは第1回から継続参加しています。
今年から高等学校の参加も始まり、北海学園大学(1チーム)、北星学園大学(2チーム)、釧路公立大学(1チーム)、札幌大学(4チーム)の4大学に加え、札幌新陽高等学校(2チーム)が参加しました。
今年度は「地域コミュニティ」を統一テーマとし、各チームの研究発表が披露されました。町内会や自治体組織といった従来の地域コミュニティの枠組みを超え、新しい地域コミュニティの創造を通じて地域の活性化や再生の可能性を探ることが、このテーマの目的です。
本大会では、札幌大学の2チームを含む、以下の計3チームが最優秀論文賞に選出されました。
●最優秀論文賞
・宮島ゼミナール(北海学園大学)
「地域愛の創出 ~廃校活用イベントによる実践的研究~」
・武者ゼミナールAチーム(札幌大学)
「カジノ導入の是非について」
・中山ゼミナールAチーム(札幌大学)
「まちあそび 『人生ゲーム』を通じた地域コミュニティの創出と交流人口拡大 ~岩見沢商店街編~」
最優秀論文賞を受賞した3チームは、12月15日(土)に釧路公立大学で開催される第7回インターカレッジフォーラムでも成果発表を行います(主催:北海道学生研究会SCAN、共催:北海道新聞社、北海道銀行、特別協力:経済産業省北海道経済産業局、後援:財務省北海道財務局、釧路公立大学、札幌大学経済・経営学会)。
また、特別企画としてシンポジウムも開催されました。「新しい地域活性化の在り方を探る」をテーマに、えこりん村株式会社代表取締役 庄司開作様、月形町で地域おこしに尽力している北海道ロケットストーブ協会代表理事 金子正人様より地域コミュニティを活かした地域活性化事例についてお話いただきました。
問い合わせ先
寺西結唯(札幌大学地域共創学群経営学専攻3年) SCAN第9期学生代表
E-mail:scan_su@yahoo.co.jp
TEL:011-852-9015(中山健一郎研究室)