本学の地域創生専攻では授業の一環で、「さっぽろ社会起業家零ONE塾」に参加しています。
「さっぽろ社会起業家零ONE塾(※)」では、将来起業を考えている方、起業アイディアを持った方、起業して間もない方などを受講生として募集し、SDGs推進に向けて札幌市が抱える社会的課題をビジネスで解決する社会起業家の育成支援を目的に、全5回の講演会(塾)を開催してきました。
このたび、塾の成果をプレゼンテーションする最終発表会で、「障がい者の力で商店街を活性化するサービス」について発表した熊谷優さん(地域創生専攻1年・北海道伊達緑丘高校卒)が学生賞を受賞しました。熊谷さんは、働く意欲のある障がい者が輝く場を持てていない状況の中、トランジット札幌や地域おこし協力隊の先行事例をもとに「ひとつなぎ」というアイディアを提案しました。手稲本町商店街の取り組みを参考に、数値シミュレーションも行い、実現に向けての道筋を示すなどし、塾生55人の中から選抜されての受賞となりました。おめでとうございます!
熊谷さんは発表会当日、社会人の塾生とともにパネルディスカッションにも参加しました。
本学では、2020年度より、実践・体験型の学びと知識修得の往来により社会に通用する思考力や行動力を身につける学修体系として「アクティブプログラム」を展開します。今回の一連の活動は、そこで展開される「ビジネス創造プログラム」における活動の試行として位置づけられています。
10月18日(金)には、札幌市などが主体となって開催するイベントNoMapsの中で、再度ビジネスプランのプレゼンテーションが行われます。学生は参加無料ですので、是非ご参加ください。
なお、今回、授業の一環として起業家零ONE塾へ参加するにあたり、本学OBで札幌青年会議所にも所属される木島年貴様に多大なご協力をいただきました。ありがとうございました。
※「さっぽろ社会起業家零ONE塾」は、札幌市が創業の促進を目的として策定した「札幌市創業支援等事業計画」の一環として行われている特定創業支援等事業です。「札幌市創業支援等事業計画」では、創業・起業して間もない方や将来創業・起業を目指す方を対象に創業支援を行う各機関と連携した創業前後のフォローアップ、成長ステージに合わせた総合的な支援等を実施しています。