2025年2月6日(木)、小笠原ゼミナールの学生4名が千歳市立支笏湖小学校を訪問し、児童や教職員の方々と交流活動を行いました。本取り組みは、学生が世代を超えたコミュニケーション力を身につけるとともに、地域社会の課題を発見し、その解決方法をクリエイティブに考え、提案・実践していくことを目的としています。
支笏湖小学校は、美しい湖や山々に囲まれた自然豊かな環境にあり、地域の歴史や文化を大切にしながら、特色ある教育を展開しています。現在の全校生徒は7名。児童数が少ないからこそ、一人ひとりが丁寧に育まれ、学校と地域が密接に連携しながら学びを深めています。都市部の大規模校では得られない、地域と一体となった学びの場を実際に体験したことで、学生たちは「子どもたちの可能性を引き出す学びのあり方」や「協働的な学びの大切さ」について考える貴重な機会を得ました。
当日は、国語・算数・社会・音楽・体育・総合などの授業の見学やサポートをはじめ、給食の時間や休み時間の交流活動まで、学生たちは一日を通して子どもたちと過ごしました。さらに放課後には、下校した子どもたちが「シマエナガがいるから見に来て!」と知らせに来てくれ、一同でシマエナガ・ウォッチングを楽しみました。子どもたちの温かい心遣いに、学生たちは感動し、子どもたちとのつながりの喜びをあらためて実感しました。
交流活動を終えた学生たちからは、 「子どもたちとの関わりは本当に楽しく、学びが多かった」「子どもたちの優しさや生き生きとした姿にふれ、感動した」「子どもたち一人ひとりに丁寧に向き合う先生方のすごさと素晴らしさを実感した」「地域の課題を考え、大学生ならではの企画を提案していきたい」といった感想が寄せられました。
また、支笏湖小学校の児童や教職員の皆さんからも、「ぜひまた来てほしい!」という嬉しい言葉をいただきました。
今回の支笏湖小学校での訪問交流で得た経験を活かし、今後も学生の視点を大切にしながら、地域と連携した学びのプログラムを企画・実施することで、支笏湖小学校との協働的な教育交流活動を継続していきたいと考えています。