この度、卒業を迎えられた皆さん、ご卒業おめでとうございます。
3月20日に挙行を予定していた卒業式中止に伴い、大森義行学長から卒業生の皆さんへメッセージをお送りしておりました。そのメッセージを本学HPでも公開させていただきます。
本日、卒業を迎えられた札幌大学、札幌大学大学院及び札幌大学女子短期大学部の皆さん、ご卒業おめでとうございます。また皆さんの勉学をこれまでさまざまな面で支え、励ましてこられたご両親を始め、ご家族の皆様方に対して、心からの敬意を表すものであります。
卒業式は大学生活の最後を飾る場であり、ご来賓や保護者の皆さまをお迎えし卒業生の門出を祝福したく式典の準備をしてきました。しかしながら、新型コロナウィルス感染症の拡大が収まらず、感染リスクを下げ皆さんの健康と安全を守るため、今回、卒業式の中止という苦渋の決断をいたしました。皆さまには今回の措置についてご理解をいただきますようお願いいたします。
大学生活を終え、社会人として実社会に旅立たれる卒業生の皆さんに、はなむけとしてアメリカの物理学者アインシュタインの残した言葉を紹介したいと思います。
「現代物理学の父」と称されるアインシュタイン博士は、「教育とは学校で学んだことをすべて忘れた後に、残っているところのものである」という名言を残しています。「学生時代にテストでいくらいい点数、いい成績を取っていても、学校を卒業したら全部忘れてしまって全然役立たないようでは、教育はなんの役も果たさなかったことになる」という戒めと、「大切なのは学んだことを社会に出てから実生活の中でいかに生かすか、これこそが教育の真の目的である」という思いが込められていると解釈しております。
いま皆さんの頭の中には、札幌大学で学んだ多くの知識が残っていると思います。これらを仕事に生かすとともに、節目節目では頭に残る何かに思いめぐらし、あなた方が本学で受けた教育のことを思い出してください。
最後になりますが、4月から札幌大学の卒業生として、各々の熱き想いを胸に社会のそれぞれの活躍の場で、思い切り輝いてください。
もう一度、卒業生の皆さまに祝福の言葉を贈りたいと思います。
卒業本当におめでとうございます。
令和2年3月20日
札幌大学・札幌大学女子短期大学部
学 長 大 森 義 行
最後になりますが、4月から札幌大学の卒業生として、各々の熱き想いを胸に社会のそれぞれの活躍の場で、思い切り輝いてください。
もう一度、卒業生の皆さまに祝福の言葉を贈りたいと思います。
卒業本当におめでとうございます。
令和2年3月20日
札幌大学・札幌大学女子短期大学部
学 長 大 森 義 行