新型コロナウイルスは誰もが想像さえしなかったパンデミックを引き起こし、わが国においても感染の収束は未だ不透明で、北海道、特に札幌圏では感染拡大が続いております。このことによって、仕事から日常生活に至るまでほとんどの活動に自粛が求められ、経済への影響は甚大なものとなっております。
保護者の皆様におかれましても、様々な形でご苦労をされていることと拝察いたします。

大学の運営においては、遠隔授業を余儀なくされ、学生の皆さんにとってはキャンパスに来ることができず、友人との交流や課外活動もままならない日々となっており、私たちとしても大変心を痛めております。
そのような中ではありますが、延期していた遠隔授業がいよいよスタートいたします。

そこで必要な措置として、学校法人札幌大学では、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う家計の急変等によって大学での学びを断念するといった事態を招かないよう最大限努力することを基本に、当面春学期における緊急総合対策を実施いたします。
その内容は、他大学で実施される一律給付とは異なりますが、対象を困窮する学生に絞り、手厚く対応するという趣旨ですので、皆様にはご理解のほどよろしくお願い申し上げます。

感染症の収束は未だ見通せませんが、札幌大学としては、学びの質を確保しつつ、学生の皆さんが必要な単位を取得し、社会で求められる力を身に付けて、大きく羽ばたいていくことができるよう全力で取り組んでまいります。

令和2(2020)年5月11日

学校法人札幌大学
理事長　荒川　裕生

札幌大学・札幌大学女子短期大学部
学　長　大森　義行

• 新型コロナウイルス緊急総合対策の概要

※なお、申請方法等詳細については、決まり次第ホームページ等で公表いたします。