5月26日(木)、本学の学生とウズベキスタンとの学生とのリモート交流会を実施しました。
今年、ウズベキスタンと日本は国交樹立30周年という節目の年を迎えました。この交流会は両国の未来を担う若者同士が意見交換を通じて相互理解を深め、今後の交流発展のきっかけとなる試行的な取組として、北海道と本学との包括連携協定に基づく事業の一環として行われました。コーディネーターはウズベキスタンと日本の交流を進める一般社団法人北海道総合研究調査会(HIT)様、株式会社デジタルナレッジ様が務められ、開催にあたり全面的な協力をいただきました。
ウズベキスタン側はJDU(JAPAN Digital University)で日本語を学ぶ学生7名、札幌大学からはロシア語専攻の有志5名が参加しました。
ゲストスピーカーである北海道庁による北海道のPRが行われた後、学生たちはお互いの自己紹介と共に、大学紹介(札幌大学側)と自国紹介(JDU側)をそれぞれ写真や映像を用いて行いました。
ディスカッションのアイスブレイクには「日本の本(アニメ)」が取り上げられました。札大側は、海外の人に読んでもらいたい文学作品や絵本、アニメや漫画を紹介し、JDU側は自分の好きなアニメや漫画を発表しました。双方の関心も高く、質問も飛び交い活発な意見交換が行われました。
ディスカッションのメインテーマは「世界にアピールできる北海道やウズベキスタンの強み」です。
両国の強みを話し合い、お互いに対する理解と関心がより深まったようです。自然や風土に加え、JDUの学生が「優しさ」が自分たちの強みだと述べていたことが印象的でした。
最初はお互いに緊張の面持ちでしたが、対話を進めるうちに笑顔があふれ、相手の意見にしっかり耳を傾け自分たちの考えを堂々と述べていました。ウズベキスタンの魅力ある文化や、伝わってくる温かなお人柄は本学学生に強い印象を残したようで「もっと時間がほしかった」「ウズベキスタンをより深く知りたくなった」「日本語能力の高さに驚いた」などの感想がありました。JDUの学生からも「時間が足りなかった」「日本に行ったら絶対北海道に行きたい」などの嬉しい声が届きました。
この一日は本学の学生にとって大変有意義なものとなりました。学生たちは早速次のテーマについても考えをめぐらしながら次回の開催を心待ちにしています。
札幌大学では今後も異なるバックグラウンドを持つ者同士が自由に意見を交わし、多角的な視点の獲得を目指せるような取組を展開していきます。
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