札幌大学は、2024年4月から、時代の変化と社会の要請に応える教育プログラムとして、新カリキュラムをスタートします。
札幌大学では、経済学、経営学、法学、英語、日本語・日本文化、歴史文化、スポーツ文化、リベラルアーツの8つの専攻で他大学の学部・学科と同等に幅広い学問領域の学位が取得できると同時に、学生の興味関心に応じて幅広く学んだ後で専攻を決めることができる「レイターマッチング」や他の分野の学びを組み合わせられる「副専攻」など、わが国の大学教育の最新の流れである「多様な学び方」を他大学に先駆けて展開しています。
新カリキュラムの特徴
- 学生自身がカリキュラムで「なにを学び、どんな力が身につくか」を実感できるよう、構築しています。
- 学修目標への道筋が明確になるよう、科目を精選しています。
- 学生が早期に専門分野の魅力に触れることができるよう、1年次から入門的科目を配置しています。
- 隣国・韓国について、ニーズの高い韓国語を充実し、ポップスなども含めた韓国文化の科目を新設します。
- ロシア語専攻のロシア語・ロシア文化科目をリベラルアーツ専攻に移行し、歴史と伝統を引き継ぎます。
- これからの時代に欠かせない国際コミュニケーション力を身につけられるように、基盤教育も含めて英語教育を充実します。
- 複雑化する時代を生き抜いていくためには、「専門知」と分野横断的な「総合知」の両方が必要であり、2022年度からスタートした全専攻横断型プログラム「みらい志向プログラム」をさらにアップデート(※)していきます。
- あらゆる仕事と生活に有用な学びとして、新たに「スポーツマネジメントプログラム」、「リスクマネジメントプログラム」をスタートします。
※全専攻横断型プログラム「みらい志向プログラム」は、2022年度から「食・観光プログラム」「データサイエンスプログラム」「アイヌ文化スペシャリスト養成プログラム」の3つのプログラムで展開しています。
基盤教育(共通科目)
- SDGs、起業家精神、先住民族文化など地域を共に創る人材に必要な基礎的素養を学びます。
- ビジネス英語をはじめとする語学と社会変化に対応した新たな教養としてSTEAMS教育(Science、Technology、Engineering、Art、Mathematics、Sports)の各分野科目を展開します。
- 初年次から就業意識を醸成する演習科目、キャリア科目を展開します。
各専攻カリキュラムの特色
経済学 専攻 |
4年間の学びで「どんな力が付くか」「どのような進路を目指すか」を主眼に2つのユニットを立ち上げます。 「行政・金融ユニット」:
「食・観光ユニット」:
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経営学 専攻 |
「経営・会計コース」:
「情報経営コース」:
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法学 専攻 |
地域社会の課題を公正に解決するための
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英語 専攻 |
日本のカルチャー、
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歴史 文化 専攻 |
フィールドワークを通じて自分で考え、
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日本語 ・ 日本 文化 専攻 |
自分の内面にある思いを表現する力、
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スポーツ 文化 専攻 |
多様な社会をスポーツから構想、
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リベ ラル アーツ 専攻 |
グローバルとローカル―
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全専攻横断型プログラム「みらい志向プログラム」
2024年度新設する2つのプログラム
スポーツを「する」「みる」「ささえる」「しる」...スポーツへの関わり方はさまざまです。
将来、スポーツに関わっていきたい、スポーツを通じて自分の社会人力を高めたい、そんなみなさんの「なりたい」に応えます。トレーニング指導者資格(JATI-ATI)、スポーツイベント検定資格も目指すことができます。
コーチング、マネジメント、ビジネス、データサイエンス、ツーリズムなど、スポーツ周辺のさまざまな要素を掛け合わせて学ぶことで、スポーツ以外の仕事にも応用できる「総合力」を身につけることができます。
将来、どのような道に進もうとも、私たちの身の回りには常にさまざまな「リスク」がつきまといます。
しかし、正しい知識と対応を身につけることで、リスクを未然に防ぎ、最小化することができます。
防災対策、金融・企業セキュリティ、情報セキュリティ、生活セキュリティ、国際理解など、予測不可能なこれからの社会において、社会人としてさまざまな仕事上の問題への対応はもちろん、日常生活を送るうえでも、「リスクをマネジメントする」ことはあらゆる場面で必要となるスキルです。
内容を充実させる3つのプログラム
北海道では「食」と「観光」の関連分野を戦略的産業として位置づけています。「食」と「観光」はさまざまなビジネスと関連していることから、それらの専門的知識・経験はもとより、さまざまな関係者と協働できる人材が求められています。
このプログラムでは、「食・観光」産業に関する知識を修得するだけでなく、実習や実務(インターンシップ等)を経験し、北海道の「食・観光」の課題を把握・分析、そして解決策を提示できる応用力を身につけます。
現在、熱い視線を向けられているビックデータ市場。データサイエンスの知識・スキルを活かし、多くのビジネス課題の解決や公共サービスの向上・改革などを担える人材が求められています。私達の身の回りにある事象を観察しデータとして整理する、今まで知られていなかった価値ある情報を発見する、そしてそれを他者に伝えるスキルを修得するプログラムです。
国立アイヌ民族博物館を核とするウポポイ(民族共生象徴空間)が白老町に開設されるなどアイヌ文化を次世代に継承していくことが一層重要となっており、専門的な知識や技術を有するプロフェッショナルな人材が今後ますます必要とされます。特に、アイヌ伝統工芸の後継者育成は重要な課題であり、このプログラムでは優れたアイヌ工芸作家を講師に招き、木彫りや刺繍などの実技を直接指導してもらうことができます。
問い合わせ先
札幌大学 学務部 教務課
TEL:011-852-9608 または 011-852-9172
E-mail:kyomu@ofc.sapporo-u.ac.jp