教員一覧・業績一覧

教員紹介

教員名
豊里 真弓

■所属
札幌大学

■職名
教 授

■学位
文学博士 (Ph.D.) (Indiana University of Pennsylvania)

■専門分野
現代アメリカ文学、環境文学、比較文学

■所属学会
ASLE-Japan/文学・環境学会、日本アメリカ文学会、沖縄外国文学会

■学生へのメッセージ
新型コロナウイルス感染症をめぐる社会の変化は、グローバル化・近代化の中であたりまえになっていた物事のスピード・効率を重視する価値観の再考を私たちに促しています。大学生のみなさん、多様な言語・文化圏の物語をじっくり味わうことを通して、自分の価値観を自ら問い直す力を育ててください。

実績紹介

【~2024年10月】

■研究活動

▼著書・著作
・「Mapping Nonmodernity: Home and the World in Ishimure Michiko's Kugai jodo」 In Ed. Bruce Allen and Yuki Masami, Ishimure Michiko's Writing in Ecocritical Perspective: Between Sea and Sky, Lanham: Lexington、2016年、p57-73。(共著)
・『文学から環境を考える エコクリティシズムガイドブック』小谷一明、巴山岳人、結城正美、豊里真弓、喜納育江編、勉誠出版(2014年11月)、(共編著)
・「スーパーマーケット―豊かなアメリカをめぐって」 (第4章 ものとイメージのアメリカ) ミネルヴァ書房『アメリカ文化55のキーワード』笹田直人、野田研一、山里勝己編著(2013年11月) (共著)
・翻訳:パトリック・D・マーフィー著 「宇宙ステーション、そして星への旅―最後の『フロンティア』をめぐる探検と定住―」 ミネルヴァ書房 『<移動>のアメリカ文化学』 山里勝己編著 (2011年3月)、 (共著)
・「共生への誘い:リンダ・ホーガンの『太陽の嵐』における共同体的自己と命を語る言葉」 ミネルヴァ書房『ネイティヴ・アメリカン文学-先住民文化の変容』西村頼男、喜納育江編著 (2002年7月)、 (共著)

▼学術論文
・「環境人文学と文学研究」 『文化と言語』(Culture & Language)第82号、2015年3月、103頁~112頁。(単著)
・「Beyond the Satoyama Tradition: Unsettling Landscapes in the Writings of Morisaki Kazue and Nashiki Kaho」 POETICA No.80、2013年12月、p65-80。(単著)
・「動物園の語り方:『かばくん』と『動物のぞき』をめぐって」 『文化と言語』(Culture & Language)第77号、2012年11月、45頁~61頁。(単著)
・「非近代への志向―梨木香歩『f植物園の巣穴』における身体性と異界」 『水声通信』第6号1巻(特集 エコクリティシズム)(no. 33)2010年7月、215頁~220頁。(単著)
・「When Women Watch Women: Women's Friendship and Female Gaze in Maria Edgeworth's Belinda」札幌大学外国語学部紀要『文化と言語』(Culture and Language)第70号(2009年3月)、p53-66。(単著)
・「英米文学教育の可能性:『英米文学概論』を通して見えてきたもの」札幌大学外国語学部紀要『文化と言語』No.65(2006)、p.135-149。
・「ラウンドテーブル―エコクリティシズム再考:多文化主義とエコクリティシズム」『文学と環境』第8号(2005年)、p48-51。(単著)
・「Living in Place as African American Tradition: Inhabitory Consciousness in Her Own Place.」札幌大学外国語学部紀要 『文化と言語』No,60(2004年)、p.27-44。(単著)
・「Identity and Multiculturalism in Ruth L. Ozeki's My Year of Meats and Karen Tei Yamashita's Through the Arc of the Rain Forest.」Southern Review(沖縄外国文学会)No.15 (2000年12月)、 (単著)
・「Self, Land, and Activism in Contemporary Ethnic Women's Writings.」 博士論文:Indiana University of Pennsylvania. (2000年5月)、 (単著)
・「Land and Hawaiian Identity: Literary Activism in Kiana Davenport's Shark Dialogues. 」 Bucknell Review, vol.44 no.1 (2000年3月)、 (単著)
・「Reimagining Colonialism in The Female American.」 Southern Review no.14(1999年12月)、 (単著)
・「Grounding Self and Action: Land, Community, and Survival in I, Rigoberta Menchu, No Telephone to Heaven, and So Far from God.」Hispanic Journal, vol.19 no.2 (1998年)、 (単著)
・「The Representation of Women and the Feminized Nation in Salman Rushdie's Midnight's Children.」 Southern Review(沖縄外国文学会)No.12 (1997年12月)、(単著)
・「Invitation to Reinhabitation: Narrative, Community, and Place in Sarah Orne Jewett's The Country of the Pointed Firs.」 Southern Review(沖縄外国文学会) No.11 (1996年12月)、 (単著)

▼学会発表等
・「津島佑子『ヤマネコ・ドーム』における不安、恐怖と時間の表象:ポスト・フクシマの風景とホーム」2019年度ASLE-Japan/文学・環境学会全国大会 (大東文化会館)2019年9月1日。
・「A Ssearch for a Postwar Landscape: Home, Migration, and Fear in Yuko Tsushima's Yamaneko Dome.」 2018 International Symposium on Literature and Environment-East Asia (National Taiwan Normal University, hosted by ASLE-Taiwan)2018年10月20日。
・「石牟礼作品の『読みにくさ』の持つ意味」(ラウンドテーブル「いま石牟礼道子を読むということ」)第21回ASLE-Japan/文学・環境学会全国大会(安藤百福自然体験指導者養成センター;長野県小諸市大久保1100番)2015年8月22日。
・「The Practice of the World」(Ecocriticism in Japan) ACLA 2015--The Annual Meeting of the American Comparative Literature Association (University of Washington, Seattle, WA; March 26-29, 2015)2015年3月27日。
・「From the Shadow of Satoyama: a Language for Peripheral Landscapes in Japanese Women Writers」(Satoyama: Ecology, Gender, and Ideology in the Iconic Landscape of Japan) ASLE Tenth Biennial Conference--Migrations, Energies, Limits (University of Kansas, Lawrence)2013年5月31日。
・「Land, Literature, and Aesthetics: Ecocritical Studies in Japan after 3.11」(Roundtable:Networking East Asian Scholars of “Eco-mental” Discourse and Beyond) East Asian Symposium on Literature and Environment (National Taiwan University, hosted by ASLE-Taiwan)2012年12月7日。
・「梨木香歩の作品における異界とリアリティ(シンポジウム2:交感論の可能性をめぐって)」2010年度ASLE-Japan/文学・環境学会全国大会(新潟県十日町市:まつだいふるさと会館2階常春ホール)2010年8月28日。
・「クリストスとルース・オゼキにみる〈アメリカでないもの〉たちのアメリカ」日本英文学会九州支部第62回大会(宮崎大学)(2009年10月)
・「見えない視線を暴くとき:All the Powerful Invisible Thingsにおける境界線と選択」2009年度ASLE-Japan/文学・環境学会全国大会(山梨県清里:ホープ協会清泉寮)(2009年8月)
・「多文化主義とエコクリティシズム」(ラウンドテーブル) ASLE-J/文学・環境学会10周年記念大会(2004年9月)。
・「リンダ・ホーガンの小説における自然と文化的自己構築」(シンポジウム:Live To Tellにて発表)第12回アメリカ文学会北海道支部大会(2002年11月)。

▼その他の業績
・キーワード解説:「環境人文学」(第4部 キーワード30+1―より理解したいあなたへ)『文学から環境を考える エコクリティシズムガイドブック』小谷一明、巴山岳人、結城正美、豊里真弓、喜納育江編、勉誠出版(2014年11月)。
・書評:「『故郷のトポロジー』―『他者』の自己形成追う」琉球新報(2012年1月22日)。
・書評:“Lake of Heaven: An Original Translation of the Japanese Novel by Ishimure Michiko.” ISLE: Interdisciplinary Studies in Literature and Environment 18.2 (2011): 481-482.

■社会活動

▼公的社会活動
・2010(平成22)年9月~2013(平成25)年8月 ASLE-Japan/文学・環境学会事務局長
・2008(平成20)年4月~2010(平成22)年8月 ASLE-Japan/文学・環境学会事務局補佐
・2001(平成13)年4月~現在 日本アメリカ文学会本部及び北海道支部会員
・2000(平成12)年4月~現在 ASLE-Japan/文学・環境学会会員
・1995(平成7)年4月~現在 沖縄外国文学会会員

▼社会人学習
・2016(平成28)年12月2日 平成28年度札幌大学公開講座「世界の文学から~日本、北海道とのかかわりを交えながら」 第2回「英米文学と北海道の風景-原生自然と田園のイメージの系譜」

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