文部科学省平成24年度「私立大学教育研究活性化設備整備事業(区分:C)」に、札幌大学が申請した事業が採択されました。 採択となった事業の概要は以下のとおりです。
札幌大学は、地域の人々と協働し、地域に新しい価値を創造することのできる、「地域共創」に貢献できる人材の育成をめざしています。そのため、自ら考え、行動するアクティブラーニングを全学的に導入し、学生の自立性の涵養に力を入れています。
この度の申請は、地域交流と国際交流を活用したアクティブラーニングによって国際性豊かな地域づくりに貢献する共創力あふれる人材を育てるため、グローバル地域交流体験の中心となる「札幌大学インターコミュニケーションセンター:SUICC(スイック)」※の立上げに必要な環境を整備するものとして申請されました。
Communication Zone
学生と地域に関わる人々(地域住民、学校に通う児童・生徒、教員、企業・商工業者、留学生など)が自由に交わり、個と個の関係を構築するとともに、地域共創にかかわるアイデアを交換したり、計画や実施について打ち合わせる場。
Collaboration Zone
地域交流のイベントセミナー、グループワークの実践を通じて、学生に地域共創人材に不可欠なリーダーシップ、プレゼンテーション力、コミュニケーション力、チームワーク力を身につけさせるアクティブラーニングの場。
Information Zone
地域交流に関わる情報に気軽にアクセスしたり、短時間で効率的に意見交換を行い、鮮度の高い情報を得たり、情報の確度を高める場。
Inspiration Zone
地域共創の先行事例について学び、アイデアを育み、プランの骨子を固める場。
Discussion Zone
地域交流に関するフォーマルな討論の場。また、教育ボランティアを志す学生や地域住民をトレーニングする教育支援人材認証プログラムに関する説明会、地域交流に関する体験学習の場として活用するNPO法人札幌大学スポーツ・文化総合型クラブや札幌大学ウレシパクラブ、札幌大学孔子学院の諸活動に関するオリエンテーションなどを行う場。
Instruction Zone
地域交流を志し、実践する学生に対して、担当の教職員が個別相談、指導を行う場。
※SUICCは2020年4月札幌大学国際交流センター(Sapporo University International Communication Center)に改称しました。
私立大学が建学の精神と特色を生かした人材教育機能を発揮し、及び大学間連携を進め、もって社会の期待に十分に応える教育研究を強化し、進展させ、私立大学等の教育改革のこれまで以上の新たな展開を図るため、基盤となる教育研究設備を整備することを目的としています。
地域再生の拠点や社会・経済・文化発展の核となる大学として、多様な主体との連携協力関係の下、質の高い教育や社会人受入れ等を進めるための環境を整備する取組
文部科学省「私立大学教育研究活性化設備整備事業」については、下記のアドレスからご確認ください。