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第2回「美幌町×札幌大学連携 学生エデュケーション企画」を実施いたしました

2023年10月11日 地域交流

 9月13日(水)~18日(月・祝)、本学男子サッカー部に在籍する学生24名が、北海道美幌町を訪れ、小中学生を対象にコーチングやトレーニングに関するスキルの向上を図るサッカー教室を行うとともに、農業体験や遺跡発掘などの地域理解を図る活動を体験する『エデュケーションプログラム』を実施しました。

 本事業は、アクティブラーニングの一環として、地域振興に関わる事業に学生が主体的に参加することでの、「地域の活力」及び「学生の学び」の向上、また、学生が地方のニーズに応えることで自身の「社会的役割」への気づきを促すことを目的に、昨年度から実施しています。

 昨年度は、本学X-SPORTS部(スノーボードやスケートボード、サーフィン、フリースタイルスキーなどの選手が在籍する部活動)の学生2名が、同町にてスケートボードの指導を行うほか、屈斜路湖を訪問するなど美幌町に対する理解を深めました。

●1日目【9/13(水)】 表敬訪問

 表敬訪問は、美幌町保健福祉総合センターにて行われ、矢萩教育長をはじめとする美幌町関係者らを前に、札幌大学サッカー部を代表して、河端監督から、「力のある選手がそろっており、教えられることは多いと思う。しっかり学んでもらえるよう精一杯努力したい」と地域貢献への思いが伝えられました。また、選手代表として、キャプテンのスポーツ文化専攻4年 小笠原大将さんは、「チームとして成長できる良い機会。短い間ですが、お世話になります」と本事業への意気込みを語りました。

●2日目【9/14(木)】 美幌町立北中学校 サッカー教室

 美幌町屋内多目的運動場「サニーセンター」を会場に、美幌町立美幌北中学校サッカー部18名を対象にしたサッカー教室を行いました。
 練習メニューは、学生たちが考案したもので、各ポジション・レベルに応じて、技術指導を行いました。
 最初に、パス練習でウォーミングアップをした後、シュート練習を行いました。練習中、大学生たちが積極的に中学生とコミュニケーションを図りながら、距離を縮めていき、中学生からも少しずつ声が出始めたところで、ミニゲームを行いました。
 最後に、小笠原キャプテンから、「サッカーが縁になって皆さんと出会うことができました。これからもしっかり練習してください」と中学生の皆さんにエールが送られました。
 中学生からは、「すごく分かりやすく教えてもらいました。明日からすぐ使えそうです!」との感想が寄せられ、お互いにとって実りある時間となりました。

●3日目【9/15(金)】 美幌UFOサッカースポーツ少年団 サッカー教室

 あさひ広場公園多目的運動広場を会場に、美幌UFOサッカースポーツ少年団49名を対象にしたサッカー教室を行いました。
 最初に、アイスブレイクを兼ねたウォーミングアップとして、鬼ごっこを行い、積極的にコミュニケーションを図りました。2日目同様に、学生たちが考案したメニューを学年別にシュート、ドリブル、ドリブル&ゴール、キーパーとに分かれ、練習をしました。練習の最後は、ミニゲームを行いました。それぞれが練習の成果を存分に発揮し、小学生たちも大学生とのサッカーを通じたふれあいに満足していたようです。

●4日目【9/16(土)】 美幌博物館学芸員による自然体験

 自然体験では、学芸員の方から地理的特性などについて説明を受けた後、約3千万年前の地層で行った化石堀で二枚貝や巻き貝の化石を発掘することができました。学生からは、「初めての経験で、根気がいる大変な作業でしたが、面白かったです」との感想が寄せられました。
 化石堀の後は、美幌博物館にて、川で釣った天然のアメマスとヤマメを自分たちで捌いて、塩焼きにしたものを試食するという貴重な体験をすることができました。
 この活動を通して、美幌町の観光資源に触れ、体験することで、同町に対する理解を深めることができました。

●5日目【9/17(日)】 北海道十勝スカイアースとのトレーニングマッチ

 北海道十勝を本拠地とするサッカークラブ「十勝スカイアース」と45分×3本のトレーニングマッチを行いました。結果は、0対1の惜敗となりましたが、それぞれが合宿の中で取り組んできたことを意識しながら、強度の高いプレーや高い技術を随所に発揮していました。
 試合後には、見にきてくれたサッカー教室で指導した子どもたちとの交流を楽しみました。

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十勝スカイアースの選手、スタッフと共に記念撮影

●6日目【9/18(月・祝)】 さいこうファームでのジャガイモ詰め選手権とさつまいもの収穫体験
 

 美幌町にて農園を営むさいこうファームさんで、「ジャガイモ詰め選手権」と「さつまいもの収穫体験」を行いました。
 農園とジャガイモの流通について説明を受けた後、チームに分かれ、ジャガイモの袋詰数を競う「ジャガイモ詰め選手権」を行いました。優勝チームには、賞状と副賞が贈呈されました。
 また、さつまいもの収穫体験では、慣れない作業に戸惑いながらも、普段と違った農業体験を楽しみ、試食会では、ジャガイモを食べ比べ、味や食感の違いを感じながら、美味しくいただきました。
 学生たちからは、「身近なジャガイモについて、知らなかったことが多くあり、農家さんの努力や苦労を感じました」と感想が寄せられました。

本学では、今後もさまざまな地域との連携事業を通し、「他者と協働しながら、地域に新しい価値を創り上げる」という地域共創学群の理念のもと、次世代の担い手の育成という教育機関としての社会的使命を果たして参ります。

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