札幌大学と北海道札幌丘珠高等学校との高大連携事業の一環として、同校において、高校3年生を対象とした連携授業が始まりました。同校とは、これまで「異文化理解」をテーマにした出前講座を実施してきました。これに加えて新たな取り組みとして、「探究学習」をテーマに本学学生・教職員が同校を訪問し、教育交流を通じて大学と高等学校の相互理解を深め、生徒の学習効果を高めることを目的にした連携事業を行います。今年度は全2回の実施を予定しています。
第1回は6月13日(木)に本学の教員が2名訪問し、3年生253名を対象に授業を行いました。はじめに「探究活動の事例 丘珠地域の地理的探究の方法」と題して、岡積義雄教授による講義が行われました。岡積教授は高校教員時代に丘珠高校への赴任経験があり、以前の経験を基に丘珠地域の地理をテーマにした探究方法について生徒たちに伝えました。
続いて、鈴木恵一教授による「プレゼンテーションの基礎」と題した講義で、「探究は自分ごと。高校時代だけではなく生涯探究を続けてほしい」と探究の意義を伝えるとともに、プレゼンテーションを行うにあたって考えるべきことを具体的に指南しました。
生徒たちからは、「丘珠地区は、昔は洪水で大きな被害が起こっていたことがわかった」「探究は自分のために行うものだということがわかった」といった感想が聞かれました。
次回は、9月12日(木)に予定されており、地域研究に関する本学学生のプレゼンテーション等が同校で行われる予定です。
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学務部 教務課
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