「道新ぶんぶんクラブ」の出張講座、ぶんぶんステーション第2回講座を10月2日(火)、札幌大学を会場に開催しました。
小山茂副学長のあいさつに続き、北海道新聞ぶんぶんクラブの相原秀起事務局長と本学の川上淳教授のお二人による対談が始まりました。
鎖国政策を堅持していた江戸時代に遭難、そして漂着したアリューシャン列島から10年の歳月を掛けてシベリアを2度横断し、ロシアの女帝エカテリーナにも謁見して帰国した伊勢国の船頭・大黒屋光太夫について、現存する資料を示しながら語り合われました。日本へ帰国するという光太夫の強い意志が初めての日露交渉を生み、それが後の明治維新にも繋がる出来事となっていったこと、また一方で固い決意でロシアに残った者もいたことなど、お二人の講師の導きにより、会場のみなさんは光太夫とその一行の足跡をともに辿るすばらしいひと時を過ごしました。
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